では解答です。

問1:Aは《平地》を1枚追放した《解放された者、カーン》をコントロールしている。Aはこの《カーン》の3番目の能力を起動し、《ブライトハースの指輪》でその能力をコピーした。どうなるだろうか?
解答1:まずコピー分の能力が解決され、新しいゲームを始めて《平地》を戦場に出す。コピー元の能力はゲームの終了とともにスタックから取り除かれ、何もしない。


問2-1:Aが《精神腐敗》をBに唱え、Bは《黒騎士》と《冥界への呼び声》を捨てた。ここでBはこの捨てた《冥界への呼び声》をマッドネスで唱えて今捨てた《黒騎士》を手札に戻そうとした。このようなプレイは可能だろうか?
解答2-1:可能。
マッドネスは、捨てた時に墓地に置く代わりに追放する常在型能力と、追放された時にマッドネスコストを払って唱えるか墓地に置くかを選ぶ誘発型能力からなる。《冥界への呼び声》をマッドネスで唱える段階では同時に捨てた《黒騎士》は既に墓地にあり、《冥界への呼び声》で手札に戻すことができる。


問2-2:Aが《ヴェールのリリアナ》の1番目の能力を起動し、Aが《癇しゃく》を、Bが《堂々巡り》を捨てた。そしてAはこの捨てた《癇しゃく》をマッドネスでプレイしようとし、Bはこの捨てた《堂々巡り》をマッドネスでプレイしてそれを打ち消そうとした。このようなプレイは可能だろうか?
解答2-2:不可能。
上で述べたように、マッドネスは、捨てた時に墓地に置く代わりに追放する常在型能力と、追放された時にマッドネスコストを払って唱えるか墓地に置くかを選ぶ誘発型能力からなる。この問題の場合、APNAP順によりAの《癇しゃく》のマッドネスがまず誘発し、Bの《堂々巡り》のマッドネスが次に誘発する。つまり《堂々巡り》を唱えるタイミングが先に来るが、その段階では《癇しゃく》は唱えられていないので《堂々巡り》の対象にすることはできず、《堂々巡り》はそのまま墓地に置かなければならない。

次回の出題は近日中に行う予定です。

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