新しいモダンのデッキを考えました。題して「デーモンストーム」

まずはレシピを。

▲土地24
6《沼》
1《山》
4《血染めのぬかるみ》
2《血の墓所》
3《黒割れの崖》
4《悪意の神殿》
3《廃墟の地》
1《探知の塔》

▲クリーチャー24
22《影生まれの使徒》
2《ルーン傷の悪魔》

▲呪文12
2《ぶどう弾》
2《五元のプリズム》
4《脳崩し》
4《織端の石》


動きとしてはこうです。

1:《織端の石》を置く。《五元のプリズム》経由で3ターン目にプレイできればベスト。《織端の石》を引いていなければ《脳崩し》でサーチする。
2:《影生まれの使徒》をプレイする。波及により高確率でライブラリの全ての《影生まれの使徒》をプレイ可能。
3:《影生まれの使徒》の能力を起動し、《ルーン傷の悪魔》をサーチ。
4:《ルーン傷の悪魔》のETB能力により《ぶどう弾》をサーチ。
5:大量ストームの《ぶどう弾》でフィニッシュ。

このデッキの優れている点は、戦場の《織端の石》と手札の《影生まれの使徒》(と黒黒赤1)だけでコンボスタートできる点です。《影生まれの使徒》を引けないことはまずないでしょうから、実質1枚コンボです。
また、ストームデッキでありながらクリーチャー除去も墓地対策も効かない、《織端の石》さえ通ってしまえば後は通常の打ち消しは効かない、といった長所もあります。

しかし、このデッキには大きな問題もあります。
最大の問題は、デッキのほぼ全てをコンボパーツにしなければならないため妨害手段を入れることが難しく、コンボを決めるまでマグロになってしまうことです。
特にサイドボード後は《減衰球》《真髄の針》等の致命的な対策カードへの対策を投入せざるを得ませんが、その為に何をサイドアウトしても、コンボ成功の確率は下がるでしょう。(ただ、このデッキでは《安全の護符》で《ぶどう弾》を封じられても普通に殴り勝つ可能性はあります。)
また、ただ単に《織端の石》を除去されるだけでも非常に厳しく、メインでは《解放された者、カーン》を出されるだけでほぼ投了ですし、サイド後は《古えの遺恨》等が厄介です。
そもそも最速4ターンキルというコンボスピードも、モダンでは特に珍しいものではありません。

改良案としては、初めから70~80枚程度のデッキにして妨害カードを投入することが考えられますが、やはりコンボ成功の可能性は下がるでしょう。

……ただ、ここで気付くのが、デーモンストームの「5マナの置物をセットして低コストクリーチャーをプレイすればほぼ勝ち」というコンセプトは、《吹き荒れる潜在能力》コンボとよく似ているということです。
というわけで、デーモンストームは《吹き荒れる潜在能力》コンボの下位互換という結論に達し、このデッキの研究はこれで打ち切ることにしました。

もしデーモンストームに可能性を感じた方がいらっしゃいましたら、改良案を頂ければ幸いです。

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