問1:Aが《無限への突入》を唱え、対応してBが《概念泥棒》を唱えた。このまま両者の呪文が解決された場合、BはAかB、どちらのライブラリの枚数分カードを引くことになるだろうか?

回答1:BはAのライブラリの枚数分のカードを引く。
《概念泥棒》は、Aが引こうとする枚数を置換し、Bのドローに変えるため。つまりこの場合、Bのライブラリ枚数がAより少なければ、Bはライブラリアウトで敗北することになる。


問2-1:《エルフの神秘家》を追放した《放逐する僧侶》がいる。この《放逐する僧侶》に《次元のほころび》が唱えられてフェイズ・アウトしたが、《エルフの神秘家》は戦場に戻るだろうか?

回答2-1:戻らない。
《放逐する僧侶》の効果は、それが戦場を離れるまで継続する。そしてフェイズ・アウトしたクリーチャーは戦場を離れたわけではないので、《エルフの神秘家》は追放されたままである。


問2-2:《ボロスの反攻者》のコントロールを奪った《オリヴィア・ヴォルダーレン》がいる。この《オリヴィア・ヴォルダーレン》に《次元のほころび》が唱えられてフェイズ・アウトしたが、《ボロスの反攻者》のコントロールは戻るだろうか?

回答2-2:戻る。
《オリヴィア・ヴォルダーレン》のコントロール奪取能力は、それ自身をコントロールし続けている限り続く継続的効果である。そして、クリーチャーがフェイズ・アウトするとこの能力はそのクリーチャーを追跡できなくなり、効果は終了する。(702.25e)


問2-3:Aは《エレボスの鞭》の能力を起動し、《虹のイフリート》を戦場に戻した。そしてAは《エレボスの鞭》の追放効果を回避しようと、《虹のイフリート》の能力を起動してフェイズ・アウトさせようとした。Aの思惑は上手く行くだろうか?

回答2-3:上手く行く。
まず、フェイズ・アウトすることが置換されて《虹のイフリート》が追放されないかという問題があるが、回答2-1で述べたようにフェイズ・アウトするクリーチャーは戦場を離れるわけではないので、フェイズ・アウトはそのまま実行される。次に、ターン終了時に《虹のイフリート》が追放されないかという問題があるが、フェイズ・アウトしたクリーチャーに《エレボスの鞭》の「次の終了ステップの開始時に、それを追放する」という遅延誘発型能力は働かないため、ここでも《虹のイフリート》は追放されない。


次回をお楽しみに?

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